第58回県下支部対抗柔道大会が開催 熱戦の末、西部支部が頂点に輝く

令和6年度「第58回県下支部対抗柔道大会」が11月24日、足利市民武道館で盛大に行われた。
主催:栃木県柔道連盟

県内6支部が参加したこの大会は、柔道の技術向上と青少年の健全育成を目的に開催。中学生から一般までが一つのチームを組み、予選リーグと決勝トーナメントで熱戦を繰り広げた。

開会式で示された柔道精神

大会の開会式では、栃木県柔道連盟会長の鈴木賢一さんが「柔道は技術だけでなく、相手を尊重する精神を養うもの。本大会を通じて互いに切磋琢磨してほしい」と選手たちを激励の言葉を贈った。

選手代表として西部支部の戸室三四郎選手が「支えてくださる方々への感謝を胸に、正々堂々と戦います」と力強く宣誓。その言葉に会場全体が引き締まった空気に包まれた。

華麗な形演武で大会の幕開け

試合開始前には、石井智美さん(三段)と山﨑寛子さん(二段)が形演武「柔の形」を披露。二人の息の合った演武は観客を魅了し、大会の幕開けにふさわしい演出となった。

試合は熱戦の連続!集中力が勝敗を分ける

競技が始まると、選手たちは一転して真剣な表情に。それぞれ練習で磨き上げた技術を存分に発揮。鋭い技の応酬が続き、一瞬の判断が勝敗を分ける緊張感あふれる展開となった。

結果発表

予選リーグを勝ち抜き、決勝トーナメントを制したのは西部支部。チームの結束力と個々の技術力が光り、見事頂点に立った。準優勝は県南支部、第3位には塩那支部が入り、それぞれが力を尽くした熱戦を見せた。

【大会結果】
優 勝 西部支部
準優勝 県南支部
第3位 塩那支部

柔道を通じて築かれる絆

この大会は、競技の勝敗を超えて、柔道を通じた交流と成長の場としての意義を改めて感じさせるものだった。選手たちの熱い戦いと礼節ある姿勢は、多くの観客に感動を与えた。今後のさらなる活躍にも期待が高まる。