浅沼玲香選手、堂々の優勝!熱戦繰り広げた第58回栃木県小学生剣道錬成大会

第58回栃木県小学生剣道錬成大会が昨年12月8日、宇都宮市のユウケイ武道館で開催された。

栃木県剣道連盟の主催によるこの大会には、県内各地から小学4~6年生の剣士400人が集い、白熱した試合が展開された。

足利市からは、足利剣友会の精鋭10人が出場。その中でも、ひときわ輝きを放ったのが浅沼玲香選手(6年)だ。

女子1組にエントリーすると、次々と強敵を撃破。緊張感あふれるトーナメント戦を勝ち上がり、決勝の舞台へと進んだ。対戦相手は竹原音愛選手(練兵館)。

互いに一歩も譲らぬ攻防の末、浅沼選手が見事勝利を収め、栄冠を手にした。

さらに、その快進撃を支えるように、弟の浅沼亮哉選手(4年)も奮闘。男子1組に出場し、持ち前の粘り強さで勝ち進んだ。惜しくも決勝では敗れたものの、堂々の準優勝という輝かしい成績を収めた。

試合後、浅沼玲香選手は「強い選手ばかりでとても緊張しましたが、道場の仲間や家族の応援が力になりました。優勝できて本当に嬉しいです」と、安堵の表情を浮かべながら語った。

足利剣友会の山口ヨシ子代表も「子どもたちは皆、日頃の厳しい稽古の成果を発揮してくれました。特に浅沼姉弟の剣道は見事でしたね。この経験を糧に、さらに上を目指して精進してほしいです」と、温かいエールを送った。

大会を通じて、多くの剣士が己の力を試し、成長を遂げた。次なる舞台では、どのような熱戦が繰り広げられるのか-今から期待が高まる。