令和6年度「栃木県柔道形競技大会」が11月30日(土)、足利市民武道館で行われ、県内から選ばれた実力派7組が参加した。本大会は栃木県柔道連盟主催のもと、投の形、固の形、極の形、柔の形、講道館護身術、五の形といった多彩な種目で競技が実施され、形競技の魅力が存分に披露された。
会場を包む静寂と温かい拍手
競技がスタートすると、会場は選手たちの動きに集中する静寂に包まれた。選手たちはこれまでの鍛錬を発揮し、形の正確さと美しさを競い合う。競技が終わるたびに会場からは温かい拍手が送られ、選手たちの顔には満足げな表情が浮かんでいた。
大会終了後には審査員や役員から労いの言葉が贈られ、選手たちの努力を称えるとともに、さらなる飛躍を期待する声が多く聞かれた。
柔道形競技の課題と展望
栃木県柔道連盟会長の鈴木賢一さんは「形の競技には幅広い年齢層の選手が参加しており、その努力には感銘を受けます。ただ、形競技は試合と同様に柔道において重要な要素ですが、他県に比べて出場者が少ないのが課題です。今後さらに参加者を増やす取り組みを進めていきたい」と課題と展望を語った。
また、審査委員長の廣木訓夫さんは「昨年に比べて参加者が増えたことは大変喜ばしい。競技からは選手たちの努力が伝わり、明るい兆しを感じます。これからも各支部での参加促進に力を入れ、大会をより盛り上げたい」と総括した。
来年1月には関東大会へ
本大会で選ばれた4組は、来年1月に開催される関東大会へ進出する。県代表としてさらに高みを目指す選手たちの挑戦に期待が寄せられる。形競技にかける熱意とその技術が、次の舞台でどのような成果を生むのか、注目が集まる。
【大会結果(最優秀選手)・関東大会出場組・得点】
●極の形
支部 | 段位 | 取 | 支部 | 段位 | 受 | 成績 |
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芳賀 | 六段 | 羽石広美 | 芳賀 | 五段 | 綱川貴俊 | 63.3 |
●柔の形
支部 | 段位 | 取 | 支部 | 段位 | 受 | 成績 |
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西部 | 三段 | 石井智美 | 西部 | 二段 | 山﨑寛子 | 67.4 |
●講道館護身術
支部 | 段位 | 取 | 支部 | 段位 | 受 | 成績 |
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芳賀 | 六段 | 吉村信夫 | 芳賀 | 四段 | 矢板橋宏行 | 67.4 |
●五の形
支部 | 段位 | 取 | 支部 | 段位 | 受 | 成績 |
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芳賀 | 七段 | 田中賢一 | 上都 | 七段 | 市川 建 | 66.0 |