
「第20回足利市太極拳交流大会」が6月22日、足利市民武道館で開催。市内各クラブを中心に、250人を超える参加者が集まり、演武や交流を通して太極拳の魅力を分かち合った。

大会当日は朝早くから関係者が汗を流して準備に奔走。参加選手たちもスタッフの指示を受けながら協力し、大会の開催を心待ちにしていた。

開会式では、足利市太極拳協会の市川悦子会長が「この大会は、お互いを『褒める』のではなく『たたえ合う』場にしたい。暑さで参加できない方もいる中、今日この場にいられることに感謝し、無事に終えましょう」とあいさつ。会場からは大きな拍手が送られた。

来賓として登壇した栃木県武術太極拳連盟の高山宗久理事長も「無理をせず、熱中症に気をつけて楽しんでください」と激励の言葉を贈った。


開会後は全員で「入門太極拳」を行い、心と体を整えてからクラブ発表がスタート。トップバッターの「ひまわり」が24式太極拳前半を披露。その後も「山前太極拳クラブ」などが八法五歩や自選24式太極拳を演武し、各クラブの個性と練習の成果が光った。


特別演武として、宇都宮市から訪れた「武術隊」の5人と高山理事長による華麗なパフォーマンスも披露され、会場を沸かせた。


午後の部では、全国大会への出場が決まっている八長絹江さん、益子裕子さん、県大会に出場する選手たちの演武、個人発表も行われ、内容豊かなプログラムとなった。
大会の締めくくりには、80歳以上で個人発表に参加したベテラン選手たちをたたえる表彰式が行われ、拍手と笑顔に包まれながら、和やかな雰囲気の中で大会は幕を閉じた。
■武術隊演武
岡 優樹選手
大出剛綺選手
高山莉音選手
沼尾妙子選手
曽根啓彰選手





■特別演武
高山宗久先生

※敬称略