県内388人が熱戦 浅沼頼人選手が中学生男子3位全国道場少年剣道選手権・栃木県大会

「全国道場少年剣道選手権大会・栃木県大会(第49回小・中学生男子の部・女子の部)」が6月29日、宇都宮市のユウケイ武道館(栃木県総合運動公園武道館)で行われ、県内各地の町道場から388人が出場した。

足利市からは、足利剣友会の選手6人(小学生4人、中学生2人)が出場し、日ごろの鍛錬の成果を発揮。中でも注目されたのが、中学3年の浅沼頼人(らいと)選手だ。小学6年時には同大会で準優勝し、全国の舞台も経験している。

今回、116人が参加した中学生男子の部に挑んだ浅沼選手は、序盤から安定した試合運びで快進撃を続け、ベスト8入り。準々決勝では、強豪・岸本律人選手との対戦となった。序盤に「小手」を奪われるも、鋭い「面」で取り返す粘りを見せた。しかし、終盤に再び「小手」を許し、惜しくも敗退。結果は堂々の3位だった。

指導にあたった山口真良さんは、「浅沼選手は足を痛めており、万全の状態ではなかったが、最後までよく戦ってくれた。準々決勝で見せた『面』は、大人の試合でもなかなか見られない、心を打つ一本だった」と称賛した。

一方、中学生女子の部では、浅沼選手の妹・玲香選手が奮闘し、ベスト16に進出。小学生の部を含め、他の剣友会の選手たちも健闘し、それぞれが持ち味を発揮して会場を沸かせた。

【足利剣友会・参加選手】
▼小学生男子の部/三田侃太選手、浅沼亮哉選手
▼小学生女子の部/金丸瀬里奈選手、鈴木理未選手
▼中学生男子の部/浅沼頼人選手
▼中学生女子の部/浅沼玲香選手